みなさんは「2020年度からすべての小学校においてプログラミング教育が必修化される」というニュースをご存知ですか?
プログラミング教育を推進する官民協働の「未来の学びコンソーシアム」の発行するパンフレットによると、プログラミング教育の大切にすべき3つの視点の一つとして「考え方を学ぶ(技法よりプロセスを学ぶ)」ということが書かれています。
しかし、「考え方」を学んでもらうというのはなかなか難しいですよね。
「こうしたらいいよ」と教えたとしても、それは本人にとって「やり方の一つ」として身につく場合が多く、「考え方」が身についているのかどうかは、こうしたらいいよで教えてもらった事が「通用しない時」に初めてわかるものです。
- 「考え方」について、子供たちにどのように学んでもらえばいいのでしょうか?
- 「考え方」を学ぶこどもたちに、大人は「どのような支援」ができるのでしょうか?
その問いへの回答の一つとして、私はこの親子講座をつくりました。
ミニ四駆とは、モーターがついていて電池で走る自動車のプラモデルです。
ラジコンやスロットカーとは異なり、スイッチはオンとオフだけ。
走り出したら一切の操作はできません。
ハンドルを切る事も、ブレーキをかけることもなく、真っ直ぐに走り続けます。
※「ミニ四駆」は株式会社タミヤの登録商標です。
この講座では、みなさんに「一番速いミニ四駆をつくる」というミッションに挑戦していただきます。
このミッションは当日の気候にも結果が左右されるので、「正解」は誰にもわかりません。
ですから子供たちは、ミッションに取り組む中で気がつかないくらい自然に下記のようなことを何度も繰り返し体験します。
- 目の前で起きていることを観察します。
- 得られた情報を組み合わせて仮説をたてます。
- 仮説を実証するために、実際に走行させて実験します。
その一方で、この講座は大人のための講座でもあります。
大人は考える子供たちを支援するのが仕事です。
- あなたが気がついている重要な要素に、まだお子さんは気づいていない....
- あなたはこうした方が良いと思っているが、お子さんが試したい事は違う...
そのような場面で、私たち大人は「これを見なさい!」「こうしなさい!」と答えを押し付けるのではなくお子さんにどのように関わっていくことができるでしょうか?
大人の方には、その問いについて自分なりの答えをぜひ持ち帰っていただきたいと思っています。
この講座は、ただミニ四駆で遊ぶ時間ではなく、ミニ四駆で遊ぶことを通して「インターネットで検索するのでは答えをみつけられないこと」について考え、実行する力を身につけられるよう設計しています。
「正解のようなもの」があふれている今の時代の中で、子供さんにも親御さんにも「自分で自分の答えを決めて、前に進んでいく力」みたいなものを身につけるお役に立てればとても嬉しいです。
もし、どのような内容なのかもう少し具体的に知りたい!という方がおられましたら、私の友人が以前参加してブログを書いてくれていますので、よろしければご覧ください。
→ http://nohdomi.hatenablog.com/entry/2018/07/08/203947
日 時:2018年12月24日(祝)9:30〜12:00
※ 終了時間は当日の進行スピードにより30分程度ずれることがあります。ご了承ください。
場 所:たくらみベース[ https://takuramiya.com/hideaway/ ]
→ 大阪市西区江戸堀1丁目10-11 マルイト江戸堀ビル201号
持ち物:なし(手ぶらでOKです!)
参加費:8,000円/1チーム ※1人ではありません
定 員:8チーム(親子で1チームとなっていただきます)
※ お子様の対象年齢は小学校4年生~とさせていただきます
講 師:柴橋 学(たまサポートサービス[ https://4884.biz ] 代表)
このコミュニティでは、たまサポートサービスが主催するイベントや、メールマガジン[月2回発行]の発信しています。 たまサポって何してるの? たまサポートサービスでは、組織改善について複合的な視点での支援を提供しています。 これまで支援のかたちは「特定分野の専門家が支援する」ということが当然でした。 例えば、働く人の心のケアは、産業医・臨床心理士・カウンセラーといった人たちが専門でその...
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